はじめまして、イヌノミライエ代表の黒田と申します。
HPをご覧いただきありがとうございます。
イヌノミライエは『犬の健康問題』を解決するテックカンパニーです。
愛犬が病気になったり、身体を悪くする前に私たちに何ができるのか?から考えた、犬の『予防医学』という観点を大切にしています。
これらは全て私の実体験に基づいています。
長いので、よかったらお時間ある際に読んでくださいm(_ _)m
謎の脚引きずり病になった愛犬のブラッド
私はハスキーを3匹とチワックスを1匹飼っています。
そのうちのオスのハスキー、ブラッド(一番右)が急に謎の脚引きずり病になりました。
もちろん病院に行きました。
何度か薬を処方されましたが、改善しなかったので『原因を調べるために手術が必要』と言われました。
費用は『100万くらいかかるかも』と言われました。
私は思いました。
『100万あったら、自分でもできることがあるのでは?』
正直、病院に通って改善する未来が見えなかったので、自分で色々と調べました。
InstagramのフォロワーさんからもたくさんのDMをいただきました。
関節、腱、パテラ… どれもしっくりきませんでした。
なぜなら、ブラッドは痛がる素振りを一切見せていなかったからです。
『これは「痛い」症状とは違うだろう』と思っていたところ、1通のDMが私の目にとまります。
『うちの犬がかかった病気かも「重症筋無力症」』
自分で立てた仮説
んん?なにそれ?まず、なんて読むのそれ?
『じゅうしょうきんむりょくしょう』と読むそうです。
『重症筋無力症』は指定難病に認定されている病で、人間にも犬にも起こりえます。
症状を簡単に言うと『筋肉が人の何十倍も疲れやすく、力が入らなくなる』という病です。
力が入らないと、目が見えづらくなったり、脚に力が入らず歩けなかったり、ご飯が食べられなかったり、食べても嘔吐してしまったり。※専門家から見て間違っていたらすみません。
実はこれ、ブラッドに全て当てはまっていたんです。
重症筋無力症は関節や腱の炎症が起きているわけではないので、『痛い』訳ではないんです。
痛いのではなく、全身、特に脚に力が入っていないんです。
だから歩けない。だから脚を引きずる。
そして、ブラッドは、同時に食欲をなくし、大好きだったご飯を食べないようになっていました。
更に、嘔吐もしていました。更に更に、犬特有の症状『脚が揃い、うさぎのような走り方をする』も発症していました。
私は自分なりに仮説を立てました。
『ブラッドは関節や腱が痛いのではない。重症筋無力症という難病なんだ。だから痛い素振りを一切見せないのだ』と。
自分がブラッドにするべき本当のことは何だろう?

私は調べました。自分の仮説を立証するための方法を。
そのためには重症筋無力症の診断ができる病院に行かないといけません。
東京近辺にはいくつかの該当病院があったので、病院に行く予定を立てていました。
しかし、私はここで思いました。
『ブラッドを病院に連れていき、もし仮に重症筋無力症と診断されたら、私たちとブラッドには何が待ち受けるんだろうか?』と。
薬、経過報告、毎月病院への往復、etc… 私は思いました。
『それをして、ブラッドの何になるんだろう?』
だって、ブラッドは、痛がってもいないし、悲しい顔もしていない!
強いて言うと、大好きだったご飯の食欲が低下しているくらいだ!
だとするなら、私がするべきことは、ブラッドを病院に連れて行き、重症筋無力症かどうか判定をすることではなく、
『ブラッドの食欲が上がるよう工夫すること』だ!
謎の脚引きずり病が回復へ向かう
私は自分なりの考えを持ちました。
『食事さえ元気にとっていたら大丈夫だ。もしブラッドの脚がなくなり、歩けなくなったら、自分が抱っこして一緒に散歩をすればいい』と。
犬の気持ちを無視したひどい言い方かもしれませんが、私は『犬は前を向く動物』だと思っています。
後ろを向き悲しむのは人間だけだ!
そういう考えから、食事にフォーカスし、乾物のフードがより食べやすくな るような大豆ペーストを開発し、与えるようになりました。
効果てきめん。
ブラッドはご飯にありつくようになりました。
すると、脚の引きずりも回復していきました。
以前からInstagramでフォローしてくださっている方であれば、この辺りの様子は記憶にある方もいらっしゃると思います。
数ヶ月後には、大豆ペーストがなくても、今まで通りご飯を食べられるようになりました。
もちろん、私は『大豆ペーストが重症筋無力症を治した!』なんてこれっぽっちも思っていません。
さまざまな要素、タイミングで、脚の引きずりが回復しただけの話だと思っています。
ブラッドは今でも他のハスキー2匹に比べると疲れるのが早く、散歩も一番遅いです。
でも、そんなことは私にとってどうでもいいことです。
ブラッドの気持ちはわかりませんが、いつも通りの顔をした健康な状態ならそれでOKです。
そういう経験から、私は『犬の健康問題を解決する事業を立ち上げよう』と強く思うようになりました。
病気になってからではなく、なる前の取り組み=予防医学が大切
愛犬と飼い主である自分たちの未来は自分で創らないといけない。
私が愛犬たちに願うことは『健康に生きてほしい』それだけです。
そのためには、どう考えても普段の食事、運動、そして知識が大切です。
愛犬が病気になったり、身体を悪くする前の取り組み=『予防医学』が大切だと考えます。
むしろ、それが全てと言っても過言ではないかもしれません。
なら、そのお手伝いを自分ができればいいでしょう。
その上でお悩みを抱えている飼い主さんと愛犬の問題を解決する。
『犬と人の明るい未来を創る』
そのためにイヌノミライエは自分たちのできることをやっていきます。
イヌノミライエ株式会社
代表取締役 黒田 圭一